2017年9月8日金曜日

明治安田生命J1リーグ 第25節 vs FC東京 プレビュー

2017年9月9日 19時00分:味の素スタジアム

予想スタメン

明治安田生命J1リーグ 第25節、公式戦で直近5試合に勝利から遠ざかり順位を5位に落としたセレッソ大阪は敵地味の素スタジアムで、公式戦4連敗中のFC東京との対戦となる、


■前回の対戦

前回の対戦は7月2日の第17節。キンチョウスタジアムで行われた一戦は、ウタカのゴールで東京が先制するも、後半セレッソが3得点を奪い逆転勝利となっている。
当時のFC東京のシステムは4-4-2。大久保嘉人が直前に負傷離脱となったため2トップはウタカと永井。SHには東と中島翔哉が入りボランチは高萩と橋本。最終ラインには右から室屋、吉本、森重、太田と並び、GKには林が入っている。
一方のセレッソも4-4-2。清武がこの試合の前節に負傷交代となったため、この試合から右SHには水沼が起用されていた。
立ち上がりはFC東京の組織的では無い守備でセレッソが簡単に敵陣にボールを運ぶことができる展開が続いていたが、ボールを持つ戦い方が整備されている訳ではないセレッソは攻めあぐねる時間が続く。
そんな中、インターセプトから一気にボランチ裏へ縦パスを出され、東京の2トップとセレッソの2CBで2対2を作られる。そこから永井のスピードで抜け出し、折り返しをウタカに流し込まれFC東京が先制する。
嫌な展開となりかけた試合だったが、後半に入ると、縦に速くサイドからクロスを入れる形を徹底。すると57分に水沼のクロスを杉本が合わせて同点に追いついた事を皮切りに、松田。そして最後はソウザのゴールが決まり3-1と逆転勝利。
東京の守備のアンバランスさが目立った試合となった。

■現在のFC東京

前回対戦時は4-4-2だったFC東京だが、サマーブレイクをきっかけにフォーメーションを変更。現在は3-1-4-2を採用している。
前線は大久保を中心に、ウタカ、永井、前田をタレントが揃っている。
中盤はアンカー+2インサイドハーフという形で、インサイドハーフには米本と橋本という守備的ミッドフィルダー、そしてアンカーには高萩を起用。
両WBには柳と小川という若い2人。当初は右に室屋、左に太田という形だったが、室屋が怪我をしたことで前節のマリノス戦から下部組織出身でU-23の方で出場を続けていた20歳の柳が出場をするようになり、ルヴァンカップ準々決勝でもファーストレグ・セカンドレグ共に先発している。
太田が海外にいた昨年もリーグ戦14試合に出場しており、柳より1つ年上の小川は19節の新潟戦で今季初先発。20節では再び太田にポジションを譲ることとなるが、チームが連敗となったことで24節に太田をベンチにおいやり再び先発。ルヴァンカップでもサブ組が多く出場したファーストレグでは太田に先発を譲ったが、主力組が並んだセカンドレグでは再び小川が先発している。
森重が負傷離脱している3バックでは、左に左利きの丸山、右に徳永が入り、ここ最近では中央にチャン・ヒョンスを起用していた。

このフォーメーション変更により、広いエリアをプレーすることができ、アプローチに出れる米本と橋本がインサイドハーフに入ることで、相手ボランチに対してこの2枚をぶつけられるようになる。さらに攻撃でも相手ボランチをこの2人でピン留めできるので、その後ろで高萩を浮かせることができる。
ということで相手の2列目の4枚にWB2人とインサイドハーフ2人の4枚を当てることができるようになり、敵陣までアプローチをかけに行くわけではないが、入ってきた選手に対してマンツーマン気味に激しくアプローチをかける迎撃型の守備を採用。また押し込まれた時はしっかりと5-3-2で人数をかけたブロックを作ることができるようになり、サマーブレイク以降の4試合2を2勝2分と好調かに思われた。
しかし23節にマンツーマン気味のテンポの早い試合で浦和に敗れると、続く24節のマリノス戦にも敗れ連敗。さらにルヴァンカップ準々決勝で川崎に連敗を喫し、現在は公式戦4連敗中。
特にセカンドレグではホームで1-5というショッキングな惨敗を喫し今節を迎える事となる。

■プレビュー

この試合に向けてのセレッソのメンバーだが、山口、杉本、キム・ジンヒョンの代表3人が先発に入るかどうか。キム・ジンヒョンはGKでさらに韓国代表では2試合共にベンチだったので先発は間違いないだろうが、2試合にフル出場した山口と、灼熱のサウジアラビアで代表デビューを飾った杉本はどうなるか。山口はもう何度もこの代表からチームという流れを経験しているが、杉本は初体験。この2人のコンディションが問題なければボランチと2トップとして先発出場となるだろうが、ベンチスタートとなれば山口のところには秋山、杉本のところには柿谷がFWに入って関口が左SHで先発となる可能性も無いことは無い。

一方の東京には、同じく代表組として高萩とチャン・ヒョンスがいる。高萩のポジションにはルヴァンカップで梶山が先発していたが、高萩は2試合共に出場していないのでおそらく先発出場となるだろう。一方のチャン・ヒョンスはウズベキスタン戦で負傷交代となっているためこの試合には出場できない見込み。となると、ルヴァンカップの準決勝同様に3バックの中央には吉本が入る事になるだろう。
また前線にはルヴァンカップセカンドレグでは大久保と前田、ファーストレグでは大久保とウタカ、リーグ戦ではここしばらく大久保と前田、となっていたが連敗中という事もあり、大久保と永井のコンビになりそうだ。

セレッソとしてはいつものように4-4-2の守備ブロックを作る形になるだろうが、高萩を自由にさせないためにも守備のスタート地点と2トップの守備はきっちりと徹底したい。
浦和の様に人が入れ替わるということはないのでそこまで守りにくいということは無いだろうが、前線のタレントはかなり強烈なので注意をしたい。
またチャンスを作れそうなのは、ブロックでボールを引っ掛けてからのファーストブレイク。
迎撃型なのでWBが前に出たりするし、インサイドハーフとアンカーの関係は高萩がアプローチに出た時は米本が下がるという様なバリエーションを見せる事もあるが、中盤は1人1人のカバーエリアがとんでもなく広い。ということはかなり無理している部分もある。
ここで山村や杉本が起点を作ることができれば、SHでWBの裏をつくことができるので一気にチャンスは作れるだろう。

現在は順位は5位となっているが、2位マリノスとの勝ち点差はまだ2。
上位争いを続ける為にもアウェイではあるが勝ち点3を奪いたい。

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