2017年5月19日金曜日

明治安田生命J1リーグ 第12節 vs 大宮アルディージャ プレビュー

2017年5月20日 16時00分:NACK5スタジアム大宮

予想スタメン

久々に1週間の準備期間を得て迎える明治安田生命J1リーグ 第12節。セレッソ大阪は敵地NACK5スタジアム大宮で、大宮アルディージャとの対戦となります。


■大宮アルディージャ

昨シーズンはJ1昇格初年度ながらも、15勝11分8敗で勝ち点56を獲得しクラブ史上最高となる5位でシーズンを終えた大宮アルディージャ。
渋谷監督がJ2の1年間で作り上げたチームをベースに、リーグ3位の失点数で躍進を見せました。
そして迎えた今シーズン。さらなる躍進を期待されたものの開幕から6連敗。9節のさいたまダービーで今シーズン初勝利、前節仙台戦では試合終了間際のゴールで2勝目を挙げたものの、今シーズンのここまで2勝1分8敗の16位とかなり苦しんでいます。
特に苦しんでいるのが得点力。リーグ戦11試合で記録したゴールはわずか5点でダントツのリーグ最下位。チーム内で複数得点を記録している選手もまだいません。
この大きな原因となっているのが、家長、泉澤というチームの2大看板を失ったからでしょう。清水から大前元紀、湘南から長谷川アーリアジャスール、柏から茨田陽生、群馬から瀬川祐輔を獲得したものの、抜群のキープ力を誇った家長、突破力の泉澤の穴が埋めきれていないというのが実情です。
大宮のシステムは4-4-2。浦和に勝利した直後の札幌戦では3バックの札幌に対してミスマッチを嫌がりスタートでは金澤をCBの中央に落とす5バックを採用し、途中から4-4-2にもどしたもののこの試合に敗戦。前節の仙台も3バックのチームでしたが試合を通じて4-4-2で戦い勝利しています。
ただ、シーズン序盤から黒星がかさなっていたので仕方がない部分もありますが、ポジションはなかなか定まっていません。
ただ、おそらくシーズン2勝目となった仙台戦の特に後半の形には手応えを感じている様で、2トップは江坂と瀬川、右SHにマテウス、左SHに大前、ボランチは茨田と金澤、最終ラインは右から渡部、山越、菊地、和田という形は今後ベースにしていきそうです。
2トップを組む江坂と瀬川の関係は瀬川が裏抜け、江坂はボールを受けに下がってくる事もあるという形。SHは右のマテウスがドリブル突破を中心で、左SHの大前はボールを受けて起点になろうというプレーを行っています。
大前は昨年はトップ下、またドイツに移籍する前は右WGなどでプレーしていましたが左サイドに入る事で中を向いてボールを受けることができ、そこで起点となる事が求められている様で、これまではアーリアや茨田がSHに入ったもののなかなか起点になることができていなかったので、シーズン開幕当初は前線に入ることが多かった大前にその役割をということなのでしょう。
そしてこの形となった仙台戦の後半は45分間で今シーズン初となる1試合複数得点を記録しています。

■プレビュー

セレッソの先発メンバーは前節と全く同じ、前線に杉本と山村、SHに清武と柿谷、ボランチに山口とソウザ、最終ラインは松田、ヨニッチ、山下、丸橋でGKはキム・ジンヒョンという形になるでしょう。

一方の大宮は前節仙台戦の後半のメンバー。先発はムルジャと江坂の2トップに両サイドにマテウスと瀬川という形でしたが、ムルジャがほとんどボールに絡むことが出来ず、また瀬川とマテウスの両サイドは縦に急ぎすぎていたので、大前が左SH、瀬川はFWという形になるでしょう。

セレッソは前節広島戦では逆転に成功したものの、やはりこの試合では先制点は与えたくない所。
前節は今季最多の5得点を奪っていますが、細かく分析すると攻撃の形としてはまだまだ。
ボールを運ぶ形としてはクサビを中心にというものは見えますが、シュートの場面で時間とスペースを作る再現性のある形はほとんど見られません。
なのでどうしても個人の能力頼みという形になっており、それだと上手く行けばいいですが、相手の粘り強い守備に会うとチャンスがありながらも決められないという展開になってしまう可能性があります。
このチャンスがありながらも決められないという状態は、個人の決定力不足という言葉で片付けることができるかもしれませんが、チームとしてシュートの場面で時間とスペースを作る再現性のある形を作れてないということでもあります。

そんな中でもここまで勝ち点を積み重ねることが出来ているのは、幾分整理されてきた守備があるから。この試合では4-4-2対4-4-2という形になりそうなので、2トップによる制限から中を絞ってサイドにださせるという形で相手の攻撃を遮断したい所です。

また攻撃でチャンスがありそうなのはセットプレー。大宮のセットプレーはマンツーマンで守る形になっているようですが、ここまで直接を含めると6失点。これは新潟につぎ、広島と並んでワースト2位の成績です。

先制することができれば、チームとして攻撃のチャンスも広がってくるでしょう。
なのでまず、セットプレーからでも先制点がほしい試合です。



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