2017年3月10日金曜日

明治安田生命J1リーグ 第3節 vs 北海道コンサドーレ札幌 プレビュー

2017年3月11日 15時00分:札幌ドーム

予想スタメン

明治安田生命J1リーグ第3節となる今節はアウェイ札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦。昇格チーム同士どちらも勝ち点3が欲しい一戦です。

■北海道コンサドーレ札幌

予算規模的にビッグネームを獲得する事は難しいので仕方ない部分もあるのでしょうが、昨シーズンのJ2優勝チームでありながらシーズン開幕前の前評判としてはかなり厳しい評価となっていた札幌。開幕からアウェイ連戦となった2試合は仙台、マリノスに無得点で敗れ連敗スタートとなっています。
今シーズンの札幌を書く前に、まずはJ2で優勝を果たした昨シーズンのチームから。
昨シーズンの札幌で特徴的だったのが先制点を奪った時の強さ。先制試合数は26で3位ながら(ちなみに1位はセレッソの28試合)その26試合を23勝2分1敗と圧倒的な勝率を記録。勝率88.46%はJ2ナンバーワンでした。(ちなみにセレッソは21勝5分4敗で勝率がリーグ5位の75%)
この勝率を支えたのが3-4-1-2のシステム。
3バックを採用する多くのチームが3-4-2-1で守備の時に5-4-1になれる形や、2トップにする場合でも3-1-4-2で中盤を3枚にし守備の時に5-3で守る形にしていましたが、札幌は2トップ+トップ下を置く形を採用。都倉、ジュリーニョ、内村、ヘイスら個の力で勝負できるタレントを中央に3人配置するという布陣は多くの対戦相手を悩ませました。
しかしその分守備は5-2で守ることになる。実際この守備は厳しいのですが、札幌は前半のまだ元気なウチにこの少し無理をしたというか負担のかかる形をあえてとって、その中で先制点を奪取。前半の得点数38はリーグトップ。総得点で20点以上劣る清水が33点でしたのでそれよりも5点多く、そして上位争いした松本の28、セレッソの26、と比較してもかなり多い数字です。
こうして少し無理をしてでも先制しておき、後半には5-4-1で守備を固めながらカウンターを狙う。これが昨シーズンの札幌の勝ちパターンでした。
しかしこの札幌の勝ちパターン、J1で上手く行くのか?というと非常に怪しい。というかおそらく無理。そのことはもちろん四方田監督も十分わかっている事。ですから今シーズンは昨シーズンを踏まえてどういう形を取るのか、が注目でした。

そこで札幌が行ったのは昨シーズンのチームのベースを活かしながらも攻守共にクオリティが上がるJ1に向けてのマイナーチェンジ。今シーズンの札幌はここまでの2試合昨シーズンからの変化が見られます。
布陣もトップ下+2トップの5-2-1-2から5-3-2の3ボランチの布陣に変化しています。これは流石に5-2では守りきれない、しかし2トップによる破壊力は残しておきたかったその辺りを総合的に判断した結果という事でしょう。
ただ、変わってない部分もある。
それは攻撃の起点となるのが3バックの左にいる福森である事。
3バックのサイドはフィールドプレーヤーの中で最も相手選手から遠くプレッシャーを受けにくい場所に正確なボールを蹴る事ができてドリブルでボールを運ぶ事ができる福森を配置する事で、ロングボールの砲台としてだけでなくミスマッチで相手をズラす起点にもなり、WBを自由にする役目も担っています。
攻撃に関してはほとんどがこれで、浦和の様に中央を割る様な攻撃はほとんど無く、福森を起点に4-4-2のミスマッチを作ってそこからクロスを入れる。とにかくこの繰り返しです。
中央を使わないのはミスパスや引っ掛けられてのカウンターを避けたいという考えもあっての事なのかもしれません。2トップの1人であるジュリーニョもSBとかWBの経験もある選手なので左サイドに加わる事が出来る。そしてサイドに浮いている選手を作ってそこからクロスを繰り返す。中央を割るような形は無いのでいわばガードの上からひたすら殴るような攻撃ですが、絶対的な高さを誇る都倉で勝負しようと大外を使った攻撃を繰り返します。
一方、守備で特徴的なのが3ボランチの両サイド、インサイドハーフの選手がSBにまで突撃するシーンが見られる事。守備の基本は5バックなのでどうしてもSBは空いてしまう。ただそこを空けてしまうと押し込まれる。なのでインサイドハーフが突撃。2トップが頑張ってスライドという方法もありますが彼らに中央にいて欲しいという考えなのかもしれません。
ただこれはかなりキツい。3枚で横のスライドだけでも大変なのに、SBは深さがある分さらに遠い。マリノス戦ではマリノスのポジショニングの上手さもありましたが、最初は高い位置から行こうとしていたものの次第に撤退守備になっていました。

■プレビュー

セレッソのメンバーですが、キム・ジンヒョンが腰痛、水沼が肉離れで離脱中ですが、いよいよ清武が復帰となる模様。プレシーズンでは左SHを務めていましたが右SHでの先発となりそうです。また前線の組合せに関しては、前節途中から起用した山村の前線起用を今節はスタートからする模様。山村がセカンドトップ的な位置に入り杉本と2トップ。柿谷が左SHに回る形になり、開幕から2試合続けて先発していた関口はベンチスタートとなりそうです。

一方の札幌ですが、前節はマリノスの両SHの攻撃力を考えWBを右に石井、左に田中雄大という組合せにしてきましたが、今節は攻撃的な布陣をとる模様。前節はインサイドハーフでプレーし、本職はボランチである仙台から加入のキム・ミンテを右CBに配置しWBには開幕仙台戦と同じ右にマセード、左に石井という組合せ。中盤には3センターの中央に深井、右に兵藤、左に宮澤という形にしてくるとの情報があります。

ポイントとなるのはSBにプレッシャーをかけてきた時にSB、SH、ボランチの3人でそのポイントをずらせるかどうかがまず1つ。SHに清武と柿谷が入ることになりそうですから個人のクオリティとしては十分対応できるはずです。
そして守備ではガードの上からでも殴ってくるような攻撃を跳ね返す事ができるかどうか。
山下とヨニッチのクオリティが試されますが、それ以上にチームとしてしっかりとやりたいことをやり続ける事ができるかどうかが守備では最大のポイントとなるでしょう。

この試合は昇格組の両チームにとってJ1残留のためには是が非でも勝ち点3が欲しい試合。特に札幌にとってはホームですし、セレッソは昨シーズンも順位が下で、しかも昨シーズンは全く積み上げが無く現段階ではまだ0からチームを作り上げている途中という状況なので、この試合で勝ち点3を取れないとどの試合で取れるんだというほどの試合です。
そういう事から札幌は攻撃的な布陣で挑んでくるんだと思います。
しかしセレッソにとってもそれは同じ。何度も書いているように札幌は中央を割ってくるような攻撃はほとんどありませんから、4-4-2の精度を試すには絶好の機会。この試合に勝利することでチームに自信が生まれ、チームの精度を高めるきっかけになりえる試合です。

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