2016年5月2日月曜日

明治安田生命J2リーグ 第11節 vs 松本山雅FC プレビュー

2016年5月3日 13時00分:松本平広域公園総合球技場

予想スタメン

ゴールデンウィーク連戦の2試合目はアウェイ松本平広域公園総合球技場(アルウィン)での松本山雅FC戦。初対戦です。

■松本山雅FC

一昨シーズンにJ2で2位となりセレッソと入れ替わる形でJ1昇格。しかし昨シーズンは7勝7分20敗の成績で17位に終わりJ2降格となった松本山雅。
岩上、村山、前田、岩沼等の主力選手や、シーズン途中に獲得したキム・ボギョンは移籍・退団。
しかし新加入として、昨シーズンは熊本でプレーしていたシュミット・ダニエルを期限付きで獲得した他、當間、宮坂を山形から。また開幕後、FWにけが人が続出したことで、鹿島から高崎を期限付きで獲得しています。

松本のシステムは3-4-2-1。
FWの軸となるのは身体能力の高いオビナを計算していましたが、開幕直後に怪我。さらにスピードが魅力のFWウィリアンス、新加入の韓国人FWハン・スンヒョンも怪我をし困っていた所で鹿島から高崎を獲得。加入以降は全試合先発を果たしています。高崎とは対戦経験もあるのでご存知の方も多いと思いますが、空中戦に強くターゲットとなれるFW。ロングボールを多用する松本の戦い方にスグにフィットしました。
オビナが9節、ウィリアンスが10節にベンチに復帰しましたが、それ以降も高崎が先発を続けています。

シャドウに入っているのは山本と工藤。
山本は一昨年は仙台から期限付きで加入し松本でプレーし昇格に貢献した選手ですが、昨年仙台に復帰したもののポジションをつかめず、今年完全移籍で松本に加入しています。
裏への飛び出しが魅力の左利きストライカーですが、身長の割にヘディングも強い選手です。
もう1人の工藤は、千葉や京都でお馴染みの選手。昨年広島に引きぬかれシャドウとして期待されていましたが、全くフィットせずに昨年夏に松本へ移籍しています。ボールを持ってからの選手と思われがちですがキックなどの技術は高いもののそうでもなく、持ってからよりもオフ・ザ・ボールに魅力がある選手です。

中盤のセンターに入るのは山形から加入の宮坂と岩間。
宮坂は右足のキックの精度が非常に高く、キッカーとしてもかなり優秀な選手です。
岩間はクラッシャータイプのボランチ。ボール奪取力と運動量が自慢の選手です。去年までは完全に守備の人という感じでしたが、今年は時折前に出てくるプレーも見せています。

両サイドは左に那須川、右に田中隼磨。
田中はもやは説明不要だとは思いますが、佐藤優平と山本KIDの前の初代MALIAの旦那。
左サイドは開幕直後は昨年セレッソから移籍した安藤が務めていましたが、怪我で離脱後に精度の高い左足を持つ那須川が入りました。現在安藤も復帰していますが、那須川がそのままポジションを掴んでいます。

最終ラインに入るのは左から喜山、飯田、當間。
喜山は以前岡山に所属しており、岡山のJ2初年度にあたる2009年には対戦しています。左利きで背番号11からもわかるように元々は攻撃的なポジションでプレーしていましたが、松本でボランチとして起用され始め、昨年途中から最終ラインでプレーするようになりました。
飯田は松本のキャプテン。空中戦に抜群の強さを誇るCBです。2010年から松本でプレーしています。
當間は山形からの加入組。山形でも3バックの右でプレーしていました。身体能力の高いタイプの選手。

GKは去年熊本で対戦したシュミット・ダニエル。昨年苦しめられたので記憶にあたらしいところかもしれません。

現在の松本は上記のメンバーがメイン。
そしてこのメンバーは6節以降5試合続けて先発しており、開幕直後の5試合は1勝2分2敗と少し出遅れ、特に5節は引き分けたものの堅守が売りのチームなのに3失点を喫しています。
6節以降、このメンバーになってからは3勝2分と負けなし。6得点2失点と本来の持ち味を発揮しつつあります。

チームのスタイルとしてはロングボールを多用。ただ元々戦い方の幅が狭いチームだったので、昨年J1でオビナが前線でスクランブル状態を作ってくれる以外に攻め手が無く、また中盤ではボランチの所でボールを奪いきれない場面も続き、完全にジリ貧状態になってしまっていたので、今季は幅を広げボールを持つ戦いかたもやりたいと考えているそうです。
ただ、現状はボールを持った時の攻撃はまだまだ。
ミスマッチを活かして攻撃するような形にまでは至っておらず、やっぱりロングボールとプレッシングからのショートカウンターでチャンスを作っています。

あと抜群の強さを誇っているのがセットプレー。
高さで勝負出来る選手も多数いる事もありますが、動き方にも様々なバリエーションがあり、またCKでもキッカーを2人立てるなどちょっと独特な事もやってきます。

反町康治氏が監督となって5年目のシーズンなので、反町氏らしいチームです。
反町氏の口から近年はラルフ・ラングニックの名前をよくききますが、あまりラングニックっぽさは感じないですかね。

■プレビュー

セレッソのメンバーですが、中3日での対戦なのではっきり言ってわかりません(笑)。
前節京都戦に完敗し、連敗を喫してしまった事で何かを変えたいと考えているとは思いますし、変えるとすればメンバーぐらいなのですが…
玉田・関口が先発する可能性もあるという情報もありますが、前節セットプレーでやられており、セットプレーに抜群の強さを誇る松本との対戦という事を考えるとリカルド・サントスと杉本の高さは置いておきたいと考えるかもしれません。

一方の松本ですが、こちらも中3日なのでメンバーを入れ替えたいタイミングではあるかと思いますが、好調ということもあり今のメンバーを続ける可能性の方が高そうか。

試合のポイントとしては、やはり松本のセットプレーに注意したい所。
松本にセットプレーで先制され、重心を後ろに下げられるとちょっと厳しい戦いになる可能性が高くなってしまいます。
重心を後ろに下げないなら、松本の中盤や最終ラインには比較的隙がある場面も見られるので、ボランチ周りでポイントを作って勝負できるチャンスは十分あります。

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