2016年3月25日金曜日

明治安田生命J2リーグ 第5節 vs ツエーゲン金沢 プレビュー

2016年3月26日 16時00分:キンチョウスタジアム
予想スタメン

開幕4連勝と好スタートを切ったセレッソ大阪の第5節は本拠地キンチョウスタジアムに今季未勝利で徳島と並んで最下位タイとなっているツエーゲン金沢との対戦。
今節は国際AマッチウィークでJ1はリーグ戦が無い為、リーグ戦が続くJ2が土曜日開催。J1はミッドウィークに続きナビスコカップが日曜日に開催されるというスケジュールになっています。


■ツエーゲン金沢
昨シーズンの明治安田生命J2リーグ、特に前半戦の最大のサプライズとなったツエーゲン金沢。
中盤戦以降は大きく失速し最終的には12位となりましたがJ2昇格初年度として大きなインパクトを残したと言えるでしょう。
特にセレッソはホームで0-2、アウェイで0-3、と苦しめられたのでインパクトが強かったのかもしれません。
ちなみに金沢が昨シーズンダブルを達成したのはセレッソだけ、年間無失点もセレッソだけ、2試合通じて5得点は最多です。

選手編成としては、エース清原のセレッソ移籍の他にも、中盤をささえた秋葉が岐阜へ、佐藤和弘が水戸へ、チャ・ヨンファンが韓国復帰とチームの中心選手が複数退団。
新加入選手としては札幌から昨シーズンは讃岐でプレーしていたMF古田、山形から山﨑、鳥取からサイドをアップダウンできるSB馬渡らを獲得し、さらに期限付き加入として、川崎から昨シーズン途中から千葉でプレーしていたFW安柄俊、マリノスから熊谷アンドリュー、湘南から可児と福島でプレーしていた安東を獲得しています。

戦い方は昨シーズンに引き続き4-4-2の守備をベースにしたサッカー。セレッソが昨シーズン苦しんだものとベースは変わっていません。
しかし成績は4節終了時点で1分3敗で3得点6失点の最下位タイと苦しんでいます。
この金沢の苦しんでいる状況は去年の中盤以降失速しているそのままの流れで、実は金沢は昨シーズンの6/21の19節以降で勝ったのは39節の大分戦と40節のセレッソ戦のみ、上手くいっている時の金沢の守備の厄介さはセレッソサポーターなら誰しも知る所だと思いますが、ここの所上手くいっていない状態の方が多くなっています。
金沢の守備が上手くいっていない時は全体をコンパクトにする事ができていません。そうなるとセカンドボールを拾われ、押し込まれる事で守備が決壊。またなかなかカウンターにも持ち込めずといった状態になっています。
新加入選手で良さを出しているのがSBの馬渡。アップダウンを繰り返す事ができて前で仕事もできるので、攻撃のポイントとなっています。

■プレビュー
この試合に向けセレッソはクラブ内でインフルエンザが蔓延。
前節インフルエンザでベンチ外となった玉田に加え、丹野、山下、橋本、田代が発症、茂庭、中澤も発熱とチームの中軸を担う選手が次々と感染するという異常事態となっています。
その為チームは韓国代表に選ばれ24日のワールドカップ予選でもプレーしたキム・ジンヒョンを、週末の試合はテストマッチという事もあって帰国を要請。中1日での試合となりますが、おそらくそのまま先発するという形になりそうです。
また離脱者が特に多いCB陣はどれだけ回復できるかによってメンバーが変化しそう。
山下が戻ってくる事ができなければ、練習試合でも度々試されている田中のCB起用の可能性もあります。もちろん守備の事を考えるとここまで無失点の要因となっている茂庭と山下のCBコンビは強烈なのでどちらかでも欠場となると厳しいところもありますが、田中が左CBに入ると本職はSBという事もあってボールの持ち出しや、機を見てのオーバーラップ、インナーラップもあるので攻撃の幅は広がります。
また最終ラインでは先々週の紅白戦で痛めた松田のコンディションもまだ万全という訳ではないので、そこも気になる所です。
一方中盤から前に関しては先発メンバーに変更はなし、ただ玉田が復帰しているものの田代と橋本が離脱しているのでベンチメンバーには変更がありそう。
また金沢サポーターにとって気になるであろう清原ですが、紅白戦やJ3のU-22では好プレーを見せ続けてはいますが中盤の攻撃的な選手に離脱者はいないので引き続き出場は難しいかと思われます。今週はJ3も休みとなるので公式戦ではありませんが、もし遠征に来られる金沢サポーターの方で翌日の日曜日も予定が空いているなら試合の翌日27日の13時から舞洲の練習場で行われる練習試合には出場する可能性は高いと思われますので良ければ見に行って見てください。

一方の金沢ですが、安東、熊谷、辻尾と主力選手が肉離れで離脱しており選択肢はそれほど多くはありませんが、前節町田戦は敗れたものの後半の出来に手応えを感じている様なので町田戦のメンバーを継続する可能性が高そう。
同じであればFW登録は水永と安柄俊となりますが、安柄俊が入るのは左SHで古田がFW、大槻が右SHとなります。

試合のポイントとなるのは金沢の布陣をコンパクトにさせない事。
金沢の布陣がコンパクトになれるかどうかは金沢の問題だけでなく、こちらがそうさせないためにどうするかです。
その為には背後のスペースを狙う事。結果が出ていないとどうしても後ろに重心がかかるので背後を狙うと最終ラインは下がってしまう事になりがち。そうなると中盤のスペースが広がり1人1人の受け持つエリアが広くなる。となりとブロックの間のスペースが広がりますし、そこを使われたくないから人に喰いつく場面も出てくる。そうなると守備ブロックの組織は乱れ、スペースを作ってしまいます。

インフルエンザの流行という思わぬトラブルでスクランブル状態になってしまいましたが、金沢はメンバーが入れ替わっている関係もあって去年よりもブロックの精度が落ちているので、攻略の隙は十分あります。

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