2013年8月16日金曜日

Jリーグ 第21節 vs 清水エスパルス プレビュー


2013年8月17日19時:キンチョウスタジアム
予想スタメン
前節、セレッソはアウェイで大宮を、清水はホームで湘南を相手にそれぞれ2試合と3試合ぶりに勝利を掴んだ両チーム。今節はセレッソのホームキンチョウスタジアムで対戦となる。

セレッソは、8/14に日本代表として先発した柿谷と途中出場となった山口を含めた快勝した前節と同じスターティングメンバーが予想され、さらにベンチには今週よりフルメニューで練習復帰している茂庭が戻る可能性が高いと思われる。

一方、この夏のマーケットでバレーを中国に放出し、ラドンチッチ、本田拓也に続きデュッセルドルフから大前を期限付き移籍で復帰させるという大型補強を行っている清水。
ただ本田拓也が体調不良で欠場の可能性が高いとの情報があり、大前がいきなりスターティングメンバーに入る可能性が高い。

過去の対戦成績でみると、実はゴトビ監督になってからの清水には3勝4分と負けた事が無い。そしてこの引き分け4試合の内1試合は2011年の天皇杯でPKの末にセレッソが勝ち上がった試合で、残りの3つはアウェイ。という事はホームの3試合は全て勝利し、しかも2試合が4-0、昨シーズンはスコアこそ3-2でしたが内容は圧倒している。

ここまで結果がハッキリしているとゴトビ監督の清水に相性が良い原因もハッキリしています。
清水は守備の時にマッチアップしている選手をキッチリ捕まえる傾向が強いので、セレッソの特徴である両SHが中央に入り、両SBが高い位置を取る形を取ると、清水の両SBが中央に絞り、両SH(WG)が下がる事になるので攻撃のスタートポジションを押し込まれてしまいます。
そこに低い位置からのビルドアップに対してはセレッソはSBでハメる守備をしてくるし、SHとSBによるサイドアタックもセレッソのSBとSHに加えボールサイドのボランチが寄せる事でサイドアタックを機能させない。
また守備面でも、ボールを持った時にSBでハメる守備で奪われてのショートカウンターや苦し紛れのサイドチェンジをカットされてセレッソが前へのスピードがある攻撃を受けてしまう事も多いし、さらにセレッソがボールを持つと2列目の選手が頻繁にボランチの所に下りるプレーを見せるのでそこを捕まえきれないという場面がよく見られるからです。

ただ、今回の清水が少し違うのはしっかりとしたCFがいる事。
ゴトビ監督が就任してからの清水は常にCFに苦労していた印象が強いです。
今シーズン開幕時点でもバレーを獲得しましたが、バレーは全くCFタイプではありませんでした。
しかし、この夏にとったラドンチッチ。
加入してからの2試合で3ゴールと結果も残していますが、なによりもこの2試合を見る限りプレースタイルが完全にCFのそれです。
前節の湘南戦で見せていた様なCFに当てる形が機能すると、セレッソのSB・SH+ボールサイドのボランチで清水のSHとSBをサイドに押し出す守備ができなくなる可能性があります。

という事でこの試合は組み立ての部分でラドンチッチを防ぐ事ができるかどうか、また相手のSBの所でハメる形でペースを握れるかどうか、が試合の結果を分けるポイントになりそうです。

明日のキンチョウスタジアムは代表効果もあり前売りで既に完売となっています。
前節に引き続き、今や完全に流行りかけているセレッソを初めて見に来てくれる人がまたセレッソを見たいと思える様な試合を見せ、上昇気流に乗って行きたい一戦です。

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