2012年8月27日月曜日

8/25 Jリーグ第23節 VS横浜F・マリノス @キンチョウスタジアム

セレッソ大阪20前半00横浜F・マリノス
2後半0
延長前半
延長後半
PK戦
フォーメーション
セレッソ大阪横浜F・マリノス
選手名番号位置シュートシュート位置番号選手名
キム ジンヒョン21GK00GK21飯倉 大樹
茂庭 照幸3DF00DF13小林 祐三
藤本 康太4DF00DF4栗原 勇蔵
丸橋 祐介14DF10DF22中澤 佑二
高橋 大輔20DF01DF5ドゥトラ
扇原 貴宏2MF00MF27富澤 清太郎
山口 螢6MF30MF7兵藤 慎剛
シンプリシオ7MF12MF25中村 俊輔
枝村 匠馬16MF10MF10小野 裕二
ケンペス9FW40FW18マルキーニョス
柿谷 曜一朗13FW31FW9大黒 将志
松井 謙弥1GKGK30六反 勇治
酒本 憲幸17DF0DF26青山 直晃
山下 達也23DF0DF24金井 貢史
黒木 聖仁25MFMF8中町 公祐
ヘベルチ37MF1MF29谷口 博之
播戸 竜二11FW0MF11齋藤 学
杉本 健勇41FW00FW17松本 怜
13シュート5
5GK9
4CK5
8直接FK17
4間接FK1
4オフサイド1
0PK0
セレッソ大阪横浜F・マリノス
山口(65')
柿谷(77')
得点
茂庭→山下(72')
高橋→酒本(81')
ケンペス→杉本(89')
交代富澤→齋藤(72')
中村→谷口(82')
大黒→松本 怜(82')
山口(62')
丸橋(75')
警告ドゥトラ(8')
退場

オリンピック後初めてのホームゲームはキンチョウスタジアムでのマリノス戦。
マリノスは15戦無敗としている中、前節磐田戦の逆転負けを受けてソアレスの進退問題の報道も出てきている。
セレッソのメンバーは前節から右SBを酒本から高橋に変えただけで、扇原、シンプリシオのボランチに、枝村が左SH、山口が右SHに入る4-4-2の布陣。
一方のマリノスは前節と同じく、オリンピック帰りの斉藤がベンチで富澤、兵藤のボランチに中村俊輔、小野裕二のSHにマルキーニョス、大黒の2トップというセレッソと同じボックス型の4-4-2の布陣。
気温30度、湿度62%で風がほとんど無い蒸し暑いコンディションの中の試合となったが…

■マッチアップ
マッチアップ
いずれもボックス型の4-4-2をとっている両チーム。かみ合わせ的にお互いボランチ同士がマッチアップする事になる。
と言うことは、相手ボランチの所にプレッシャーをかけるには全体的に中盤のブロックを前に出す必要があるのでそこの仕組みをどうするか、またプレッシャーをかけられなくするにはどうするかがポイント。

■セレッソの守備
セレッソの守備
セレッソの守備はいつも通り4-4-2でブロック。
マリノスのCBは足下があるタイプでは無いので基本的には追わずに、相手のボランチやSBに出た所で、ボランチやSHと挟み込んでボールを奪いに行く。

まあこれは鹿島や柏にヤラれたセレッソがヤラれると一番いやな方法なんで、それに対してマリノスはどうするのか?と思っていたらやったのは結局前線へのロングボールぐらいしかなく、またそのロングボールにしてもこの日の暑さや湿度からか中盤の選手のサポートが遅いのでセカンドボールを拾うって事でもなくという、完全に前線の個人任せになっていた。

■セレッソの攻撃
セレッソボール保持時の動き
一方セレッソはいつにも増してボールを持っている時にかなり動く。
先ず扇原が最終ラインのCBの間や丸橋の後ろのスペースに入ってボールを収め、そこに山口とシンプリシオがポジションチェンジをして流動的に動くのでマリノスは全く捕まえる事が出来ていなかった。

ここまで試合の中で部分的にはこういう動きを見せる事はあったものの、試合を通じてやることは無かったのに、この日は90分通じて流動的にポジションチェンジを行い、またポゼッションをかなり意識していた様で慌てて攻めるシーンも少なく、マリノスの特に中盤の動きの悪さはあったものの、今シーズンなかなか見ることができなかった落ち着いてボールを動かすシーンが見られた。

ただ、マリノスのCBコンビは日本を代表するCBなだけあって最後の局面では個人能力でしっかり跳ね返していた。

■CKの守備
マリノスには中村俊輔という日本最高クラスのキッカーがいて、ナビスコの鹿島戦と前節磐田戦でセットプレーから2失点したからか、またセレッソのセットプレーの守備が前に2枚残した特殊なゾーンで守るからか、ここ最近あまり評判の良くないCKの守備だけど、この日は選手の並びが少しかわっていた。
ニアポストのシンプリシオと、ゴールエリアのライン上に並ぶ一番ニアサイドの藤本は変わらないものの、2番目に今までは4番目だったケンペスが入り、3番目が茂庭、4番目が扇原となっていた。
そしてその守備で、1本目のCKからはカウンター、2本目は磐田戦でやられたニアへの形ながらこの日から2番目のポジションに入ったケンペスがきっちり対応、3本目からは中澤に高橋がマンツーマンで付く形できっちり対応できていた。

■試合展開
前半はセレッソの攻撃をマリノス守備陣の個の力で守るという展開で0-0。
なのでマリノスは後半何か変化をつけてくるかと思っていたがそれもないので、やっぱりセレッソペースで試合が進む。

そして65分キム・ジンヒョンのキックからドゥトラが対応を誤り山口がカット。そのまま中央にカットインして左足で先制ゴール。マリノスは個人の能力で何とか止めていたのだけどついにミスが絡んでセレッソが先制する。
72分〜
そして72分にセレッソは茂庭が足を痛めて山下と交代。
マリノスは富澤に代えて斉藤を投入し中村を本格的にボランチにする。
中村のポジションはセレッソが先制する少し前から中村はボランチの位置に下りてきてボールに絡むようになっていて富澤が完全に消えてしまっていたので手を打った形。

77分。
CKがファーに流れた所を扇原がひらって前線の枝村へ送る。
そこは何とか止めるも斉藤のバックパスがミスになりそれを拾った柿谷がGKとの1対1を冷静に流し込み2-0とセレッソがリードを広げる。

82分〜
セレッソは81分足をつらせた高橋に代えて酒本を投入。
82分にマリノスは大黒と中村に代えて松本と谷口を投入。
セレッソは2枚共故障絡みで厳しい交代なんだけど、マリノスは交代でも変化をつける事ができていなかった。
最後は89分にケンペスに代えて杉本を投入し中澤がFKからネットを揺らす場面があるもオフサイドでノーゴールとなりそのまま終了。
セレッソのホーム101勝目となった。

ちなみに最後のFKはマルキーニョスがオフサイドだと思う。
というかこの角度がある位置からのFKでマリノスの選手はキックの瞬間にラインを下げる事を予測して予めオフサイドポジションにいるんだけど、セレッソは一度鹿島戦でやってしまった事もあってか、ソアレスがFKの守備の練習でとにかくキックの瞬間まで動かない事を徹底するので、マリノスのFKはことごとくオフサイドになっていた。

■その他
途中でも書いた様に、今シーズンここまでの試合で90分やる事が無かった、2試合続けてやることもなかった、ポジションをずらしてのボール保持をこの試合で初めて90分間通じてやった。
そして、ここまでの様に慌ててせめてボールロストをしてしまう事も無く、ダメならやり直す一度戻してやり直すサッカーをやっていた。
得点シーンはどちらも相手のミス絡みで、最終的に崩した場面はそんなに多くなかったのにこの試合が安定していた様に見えるのはこの変化が非常に大きいんじゃないかと思う。
手堅いサッカーだと試合終了後のインタビューでは答えていたけど。

と思っていたらで26日にソアレスの解任、クルピの復帰が発表された。
日曜日の南津守では昨日出場した選手のリカバリーが無く、2時間ほどミーティングが行われていたらしい。

ソアレスの解任については、
前節磐田戦の時にも書きましたが、クラブとしてやりたい事、やろうとしている事にフィットしている監督ではなかったので結果が出ていないなら解任は仕方ないと思う。
個人的には、割と早い段階から厳しいことも書きましたが、できるなら今シーズンはこのまま行きたかったです。けど、ここ数カ月は全く結果が出ていませんでしたからね。
ガマンの先にクラブとして目指す方向・やりたいことがあるなら、なかなか結果が出なくなってしまっても続けるという方法もあるかとは思うけど、そうで無いのは明らかだったのでまあ仕方ない所かと。

クルピの就任については、
これは少し驚きました。
一時長谷川健太なんて多分あまり根拠の無い名前も出てきていましたが、これまでの梶野さんの話しから考えるとブラジル人を探すんだろうなとは思っていました。
ただクルピが戻って来るとは思えませんでした。
まあ契約期間から見てもクルピは暫定監督的なポジションで戻ってきてくれるんでしょう。本人も基本戻る気はなかっただろうところ、セレッソの状況を見て短期間ならという事なんじゃないかと思います。
なので、ここからの数カ月でしっかりクラブとしてやりたい事、やろうとしている事にフィットしている後任をきっちり探して欲しいですね。
そうでないとこういう事になってしまいますから。

しかしこれでCKカウンターが見れなくなるかと思うと少し残念です(笑)

新着記事

人気の投稿

セレッソ大阪公式Twitter

楽天

楽天トラベル