2011年5月21日土曜日

5/20 Jリーグ第12節 VS川崎フロンターレ @キンチョウスタジアム

■セレッソ大阪 3 - 3 川崎フロンターレ
セレッソ大阪:清武(52') ホドリゴ・ピンパォン(54') オウンゴール(81')
川崎フロンターレ:山瀬(17') 矢島(29') 小林(72')

フォーメーション


■セレッソ大阪
GK:21 キム ジンヒョン
DF:20 高橋大輔 3 茂庭照幸 22 上本大海 14 丸橋祐介
MF:10 マルチネス 16 キム ボギョン 7 乾貴士 13 清武弘嗣 23 倉田秋
FW:9 ホドリゴ・ピンパォン
SUB:1 松井謙弥 4 藤本康太 17 酒本憲幸 32 尾亦弘友希 5 中後雅喜 15 小松塁 19 永井龍
交代:乾→小松(77') ホドリゴ・ピンパォン→中後(83')

■川崎フロンターレ
GK:1 相澤貴志
DF:3 田中裕介 4 井川祐輔 17 菊地光将 8 小宮山尊信
MF:14 中村憲剛 19 柴崎晃誠 23 登里享平 13 山瀬功治
FW:9 矢島卓郎 10 ジュニーニョ
SUB:27 安藤駿介 2 伊藤宏樹 15 實藤友紀 18 横山知伸 16 楠神順平 11 小林悠 29 久木野聡
交代:ジュニーニョ→小林(46'HT) 登里→楠神(63') 山瀬→久木野(89')

再開後4戦連続引き分けとなっているセレッソ。ピンパォンの使い方は徐々に答えが出てきたのだけど、ボギョンがまだ定まっていない。前回と同じくマルチネスとのボランチコンビでの起用となったが…
一方の川崎は今シーズンまだちゃんと見た試合が無いのでよくわからないけど、前節の鹿島戦はなんとか勝ち切ったもののあまり安定した戦い方はできていない様子だが…

■前半
立ち上がりはそれほど悪くない入りをしたセレッソ。 着実にボールをつないで組み立てを狙っていく。
川崎はCB無視4-4で中央を狭めるブロック作戦。 攻撃はそこで奪ったボールを早く前にと明らかにカウンター狙い。
このカウンターがよく訓練されているようで、川崎のカウンターの狙いはボールサイドのSHと矢島で茂庭・上本をサイドにCBをつり出すこと。これが徹底されていた。

ボールを奪えばジュニーニョが降りてきてSHが出て行く。
ボークを出す1stチョイスはSHで、その時、Bは高い位置を取ってるし ボギョンとマルチネスの両ボランチがどうしても前に喰いつてしまってるのでCBの前が空いてCBが対応せざるを得なくなっているので、ここでCBの1枚が釣り出される。
次に矢島がボールサイドにCBと一緒に流れ、ここでさらにもう1枚のCBを釣り出されてしまい中央のスペースを開け、そこをジュニーニョと逆サイドのSHで狙うという形になっていた。

考え方としては新潟がやってきた方法と同じ形なのだけど、SHの使い方はちょっと進化しており、またセレッソのボランチがマルチネスとボギョンとなっており、どちらも前への意識が高いので釣り出されてしまいCBがノーガードで打たれている状況となってしまっていた。

このカウンターからの同じ形で前半に2失点。
川崎の様にブロックをつくってくるチームはこれまでにも沢山あったし、そういうチームにもシャドーの動きやパスワークでブロックを広げるプレーをみせていたのだけど、また早い時間に失点したことでチーム全体が焦ってしまい、1点獲られてからは川崎の作るブロックに突っ込んでいってはカウンターをあびるという最悪の展開となってしまう。

■後半
ハーフタイムにはクルピはかなり激しく言っただろうセレッソは最悪の前半だったにも関わらず1人も交代をしてこない。
ただ、後半からシャドーが降りてくるといういつものプレーを見せだす。


なので少しボールのまわりがよくなってきたところで、CKから清武が決める。
実際は守備の問題は何も解決されていないのだけど、このゴールで自信をもってプレーできるようになりさらに動きが良くなり攻守の切り替えが速くなるので相手のカウンターを前で抑える事ができるようになる。

シャドーが降りてきてボールを受け、相手ボランチを喰いつかせるパスができるようになるとDFとMFの間が空いてくる。さらに間でボールを受けだすとそこを空けたくないからDFラインをあげる。そうなればDFラインの裏が空いてくる。
そこで、清武がDFラインの裏へ素晴らしいアーリークロスからピンパォン決めて一気に同点へもって行く。

たださっきも書いたように実は守備の問題点は変わってないので、前で抑えきれなかった所からまたCBを釣り出され、最終的にボギョンが空けてしまい失点してしまう。

2トップ
ここでこの日少し空回りしていた乾を小松に代えて2トップ。
もはやバランスを崩して前に速く攻めるという合図。
当然バタバタした試合になってくるのだけど、その中でCKから相手のオウンゴールで再度同点に

3トップ

永井と酒本という交代を用意していた中同点に追いついたのでここはバランスの取れる方法へという事で、ピンパォンから中後へ交代
アンカーに中後を置いてその前にマルチネスとボギョンを並べる4-3-3へ
小松の位置に違いがあるものの、浦和戦の終盤にも見せた形

終盤は両チームとも間延びし激しくオープンに攻め合う形となるもののどちらもチャンスを決められず、特に倉田はまたこの試合でもチャンスを決めきれず引き分けで終了となった


■その他
浦和戦でも垣間見えたマルチネスとボギョンのボランチはやはり脆さを見せた。
昔、代表でも中田がボランチに入った時に同じような状態になっていたけど、前で守備の良い選手だからとボランチに落とした時にどうしても前への守備意識が高いので後ろが疎かになってスペースを開けてしまうことがよくあった。

これは前とボランチでは守備の仕方が違うんだから仕方がないんだけど、セレッソの2バックというやり方ではただでさえ厳しいCBがノーガードの状態になってしまう。

解決策としては後半の様に前で相手のカウンターを抑えることができればその機会自体を少なくするか、終盤に見せたようなシャドーを1枚減らして中後をアンカーに入れるかのどちらかが現実的か。

火曜日の大一番ACLダービーはどのようにしてくるのか注目したい
しかし勝ちたいな〜

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